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ロリでオタでも

旧名・ロリでオタでも早稲田を目指す

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ある陸上部員の性渇 一章『快走』③

 朝だと言うのに日差しが強い。
 ここのところますます日は強くなっている。朝ですらもはや清々しいとは言えず、少し熱く感じてしまう。
 ふと、太陽に手を翳す。もう手のひらから血管が見えるほどだった。
「おはよう、けいすけ君。手のひらを太陽に~♪かな?」
 声の方向へと目を向ければ、先輩がニコリと微笑んでいた。
 相変わらずお美しい。いや、語弊があった。先輩には『相変わらず』という言葉すら似つかわしくない。いつにもまして美しかった。
「おはようございます、はるか先輩。先輩もやってみたらどうです?生きているのを実感できますよ」
「むしろ強い日差しを実感しちゃうんじゃないの?」
 くすりと微笑。
 健全な男子学生に美人な先輩。何とも絵になる登校風景である。
 そして、視線の先には抜けるような青空。そんな雲一つ無い空を見ていると、大げさではなく心が洗われるようだった。
「夏は好きですか?先輩は?」
「……すごく青春っぽいね、その台詞」
 少し小馬鹿にしたように先輩は言う。たしかに自分でも青臭いと思ってしまう。
 それでも言ってしまった手前、ほんの少しムッとした声音で僕は言った。
「青春ですから青春ぽいのは当たり前ですよ。で、先輩どうなんですか?」
 ちょっとムッとした声にきょとんとしながらも、先輩は考える。
 んー、と顎に当てられた指は長くしなやかだ。こんな指先で昨日あんな不埒な行いをされたのだと思うと、自然と股間が疼いてきてしまう。
「そうだね。夏は好きだけど、今年の夏は少し嫌いかな」
「えと、どうしてですか?」
「どうしてって。けいすけ君は私が何年か知ってる?」
「三年ですよね。いくら僕がスポ薦の馬鹿だからって、そのくらいわかりますよ……あ」
 そこで、ようやく気が付いた。
 先輩は三年である。つまりもうあと少しで引退してしまうのだ。
 しかも先輩は上位の国公立を狙っているとの話を聞いたこともある。そうなれば色んな物を捨てていく覚悟でなければ、とても合格を勝ち取ることはできないだろう。
「引退、ですか。あー、全然頭に無かったです」
 練習を終えて、先輩の用意したタオルで身体を拭いて、先輩の作ったスポーツドリンクで喉を潤して、火照った体と夕陽に赤く照らされる先輩の顔が眩しくて。
 俺はてっきりそんな日々はずっと続いていく物だと思っていた。それはあんまりにも取り留めもなくて、そこにあるのが当たり前で……
「どうしたの?」
 俺はよほど悲しそうな顔でもしていたのだろう。ふと、見れば先輩が俺の顔を覗き込んでいた。
「もしかしてけいすけ君、寂しいの?」
 ニヤニヤァとした例の笑みを先輩は浮かべる。これをネタにまた俺を弄って楽しむ気なのだろう。
 こういう時どうすれば良いのか。答えは極めて簡単。
「そうですよ。先輩がいない生活なんて考えられませんから」
 開き直るのが一番速い。Sな人間はその弄る行為自体を楽しむ。
 つまり、それを通して得る情報に彼らは何の興味もない。
 でもそうは言っても、先輩から目線を外してしまう当たりは、やはり僕はまだまだウブなんだろう。
「ふふっ。もう可愛いなぁ、けいすけ君はぁ」
 先輩はつんつん、と俺の頬を軽くつつく。 一体この行動に何の意味があるのかは、まったくもってわからないが。
 まあ、楽しそうだから良しとしよう。
「先輩の代が抜けたら部も大分変わってしまいますね」
「変わるのは部だけじゃないよ」
「へ?」
 そう言って先輩は2、3歩前へ出る。
そして、くるりと振り返り、少し真面目な顔で俺を指さした。
 真っ直ぐと俺をとらえる人差し指に、思わず立ち止まってしまう。
「これから部を背負うのは、けいすけ君やかおるちゃんなんだから、君らがしっかりしなきゃダメなんだよ。今のままでも充分しっかりしてるけど、今度は後輩をしっかり引っ張っていけるように成らないとね。ってマネジの私が言うことでもないけど」
「なるほど。俺らも変わらなきゃいけないんですね」
「そう。どうしたって時間は立つんだから、変わるんじゃない変わっちゃうんだよ」
「せいぜい悪い方に変わらないように頑張りますよ」
 先輩の青臭い台詞に苦笑いしながら、俺は2、3歩前にいた先輩に追いついた。
 また肩を並べ歩き出す俺らの背中を、爽やかな風が撫でていく。



 授業を終えて部室に向かえば、部室の前で古い洗濯機が怪音を立てて動いていた。
 もう寿命だ、やめてくれもう駄目だ、と言ってるようにも聞こえる不規則な音。
 いつもならば、その場所には先輩がいる。 が、なぜか今日はかおるが立っていた。
「はるか先輩はどうしんだ?」
「ん?ああ、最近先輩も色々と忙しくなってきてるらしい」
「ふーん」
 おそらく先輩も勉強に追われているのだろう。
 こうして、部活が始まる少しの間も削っていかねばならないほど、緊迫しているのかもしれない。
 どうやら嫌でも時間は流れているようだ。
「心配しなくても、練習が始まる前にはくるだろう。お前もさっさと着替えて、たまには少し早くストレッチでもしていたらどうだ?」
 かおるは非難するように言う。たしかにかおるの姿を見てみれば、すでに練習できる格好で……
 そこで、俺は妙な事に気がついた。
「あ、変えたのか?あの短パン」
「ま、まあな。さすがに使い込んでいたから」
 ちょっぴり照れくさそうに指をもじもじさせる。らしくないその仕草に、不覚にもそそられる。
 かおるの新しい練習着は、ブルマタイプのものである。色は青、見る限りは薄手であり、Vラインがなかなかきつい。
 それこそ、運が良ければそういうモノがはみ出しても良さそうなくらいに。
「何かへんだろうか?」
 ジロジロ見てくる俺の視線を不安に思ったのか、かおるは恐る恐ると言った様子で聞いてくる。
 そういう仕草を見て、不意に俺は悪戯心が沸いた。
「んー、その言いにくいんだが」
「何だ?早く言え」
 かおるの目が、不安に染まる。
 それを満足げに堪能しながら、俺はわざとかおるから視線を逸らせた。
「毛が」
「毛が?……毛?」
 しばらく、かおるは首を傾げる。彼女の脳にその情報が伝達されるには、多少時間が掛かったらしい。
 そして、ぼうとした時間を取り戻すほどの速さで股間に手を当てた。
「今すぐ忘れろ!今すぐ記憶から消せ!」
 顔を真っ赤にして、俺に言い寄ってくる。
 しかし、忘れようがない。
 だって俺はそんなもの、見ていないんだから。
「見る気はなかったんだ……にしても、案外濃いんだなぁ」
「濃くなんかない……濃くなんかない!」
 涙目で訴えるかおる。ボーイッシュな容姿や男勝りな言動にも関わらず、意外にかおるは泣き虫である。
 特にこうした羞恥心を煽るような言葉にめっぽう弱い。
「だって皆、薄いって……シャワーを浴びる度にみんなに言われるんだぞ?羨ましいって?手入れが必要ないから良いなぁ、って。なのになのに……」
 段々と言葉尻に涙が混じってくる。
 泣かれてもらっては、困る。練習前に部員を泣かせた、などと言うのが先輩にでも知れたら大変なことになるのだ。
「何てな」
 必死に見上げてくるかおるに、にいと笑いかけてやる。
 そんな俺の笑いに、かおるは再び首を傾げる。当然の反応だ。
「嘘だよ。嘘。いやー、必死になって面白いなぁ、かおるは」
「う……そ?嘘ってことは……」
 股間から手を離し、まじまじとかおるは自分の股間を見ている。
 ときどき少しずらしてみたり、軽くブルマの布地を撫でたりもしている。彼女なりのチェックらしい。
 そして、不意に俺の方を見上げた。
「このぉ、お前。どうしてそういうからかい方をする!危うく信じてしまったではなか!人の弱味につけ込むとは……本当にどうしようもないヤツだな、お前は!くーあっもう!」
 かおるは、悔しそうに地団駄を踏む。なかなかご立腹のようである。
 しかし、そうと思ってもおちょくらずにはいられない。
 いわゆるこれは男の性というやつである。
「いやー、悪い悪いねっ!それにしても、かおるは毛が薄いのか、へぇー」
「う、うっさい!うっさい!私の毛が薄かろうが、濃かろうがどうだっていいだろ!もうお前なんてあっち行け。練習中に死んでしまえ!」
 かおるはさらに顔を赤くして怒鳴る。
 俺はにやけ顔のまま、素早く部室へと退散した。



 練習を終え他の部員達と共に、部室の方へと向かう。
 先輩の出すタオルを受け取り、汗だくになった顔を拭く。そして、手頃なコップを手に取り一気にスポーツドリンクを飲み干した。
 先輩のいるこんな光景も、考えてみればあと数ヶ月もないのだ。当然続くと思う毎日にも、必ず終わりがある。
 そんなことはもちろん理屈ではわかっていた。しかし、それらにはリアリティが欠けていたのだ。例えるなら、鉛筆で描いた色の付いていないデッサンのよう。
 それらは実感するには程遠く、想像するにも朧気。つまり、俺の掴んでいた理屈何てのは本当に曖昧だったのだ。
 人は必ずいつか死ぬし、別れ何てのも生きてればどんな例外もなく味わう。だが、そういう理屈の塗り方を俺はまだ知らない。
「おーい、鈴木」
 不意に掛けられた声に振り返る。振り返れば、顧問が俺を手招いていた。
 どうやら俺にはまだ特別メニューが用意されているようだ。
「疲れているとこ悪いが、一回タイムを計ろう。そのあとはこちらでメニューを指示するから」
「はい」
 正直少しでも先輩と話していたい気もあったが、素直に頷いた。先輩には悪いが、やはり優先すべきは部活である。
 顧問について、100mコースのスタート地点まで向かう。
 ふと、その向こう側に、一人の女子部員が黙々と自主練に励んでいる姿が見えた。
 かおるだった。
 空の端から僅かに伸びるオレンジ色の光を浴びながら、彼女はひたすらダッシュを繰り返していた。
 暗さのために黒い影が走っているようにも見えるその姿は、まるでどこかの夢の世界のようにも見えた。そして不謹慎な話だが、その脚はたまらないくらいに艶めかしかった。
 すらり、と伸びたどこにも無駄な肉のない太股。それは練習着の短さのお陰でそのほとんどが晒され、夕闇に浮かんでいる。
 そんな姿を見て何も感じない男がいるなら、俺はそいつを男と認めない。



 部室をちらりと覗いてから、俺はシャワールームに向かった。
 部室に先輩はいなかった。予備校か、はたまた今日は遅すぎたためかわからない。でも、そんなことはどうでも良いことだ。
 今日は余計なことをしないで済む、それがわかれば良いのだ。期待なんてしてなかった。断じてしていない。
 シャワールームの扉を開けると、一人先客がいた。
 悲しいことに我が陸上部のシャワー室は男女別ではあるが、仕切がない。
しかしまあ、それこそ入り立ての頃は恥ずかしかったりもしたが、今はといえば見られるのも見るのも慣れきっていた。部員の性器を書け、と言われたらかなり精巧に書く自信すらある。
 しかし、そこに晒されている後ろ姿は見覚えもないものだった。しみも傷も一つもない華奢な背中、キュッとしまって上を向いている形の良い尻。部員の中でこんなに綺麗な後ろ姿は見たことがない。
 誰だとは思いもしたが、別に他の部の部員が使ってても、文句を言うつもりはなかった。 そこで水道代を使われたからといって、部費から削られるわけでもない。
 だが、隣に立ってその身体を見て絶句した。
 そいつには大きさこそ小さいが、ハッとするほど綺麗な乳房があった。たしかに乳房だった。つんと乳首が上を向いていて、自己主張までしている。
 そして、視線を下に移せば薄い茂みがあり、その下にはひっそりと秘裂が息づいていて……
 どう考えても、それは男のソレとは違っていて……
 女だ。さすがの俺も気が付いた。間違いなくこの横でシャワーを浴びる輩は、女である。
 俺は顔を確認しようとさらに視線を移し、固まった。文字通り固まった。身体も顔の表情も、もちろん股間も。
「……」
 女も視線に気づいたらしい。瞳がゆっくり開いていく。
 そして……
「きゃぁぁぁ!」
 彼女、かおるに似合わず女の子っぽい悲鳴を上げた。
 そして、凄まじい速さで股間と胸に手を当てる。
「な、な、何でけいすけがここにっ!?」
「それは俺の台詞だ。ここは男子シャワー室だぞ」
「そ、そんなのわかってるが。問題はどうしてこの時間にお前がいるかだ」
 質問の応酬。一向に話しは進まない。
「国体用の特別メニューで遅くなってな。で、お前は?なんだ露出癖でもあったのか?」
 そんな軽い冗談に、彼女は本気で怒ったようで、手が胸と股間から離れるのもいとわず、手を振り回して怒鳴った。
「んなわけないだろ。わ、私が露出癖だなんて、よく言えるな。この年までお父さん以外に裸は見せたこと無いんだぞ」
 腰に手を当て堂々と裸体を見せつけられては、説得力も欠片もない。こいつを露出癖と言わず、何と言えば良いのだろう。
「大体な。シャワー室に入るときは声くらい掛けろ。誰が入ってるかわからないだろ」
 目を瞑って諭すように、俺の前で指を振る。もちろん、股間も胸も隠しはしない。
 形の良い乳房も、つんと上を向く桃色の蕾も、毛の薄い秘部も何も遮る物なく見せっぱなしだ。
「……良いから隠すなら隠せ。露出狂」
 俺の言葉にようやく気が付いたようで、顔を真っ赤にしながらかおるは両手で大事な部分を隠す。
「こ、これは不可抗力と言ってだな」
「わかったわかった」
 やれやれ、と手を挙げ俺は出ていこうとする。
 が、意外な事にその背中に声が掛けられた。
「べ、別に遠慮することはないんだぞ。ここで存分に汗で汚れた身体を綺麗にすればいい」
「ん、ああ」
 正直、意図がわからない。
 しかし、どちらにせよ、シャワーを浴びなくてはならないので、お言葉に甘えることにした。
「じゃあ、悪いな。浴びさせてもらう」
 シャワーの前に立ち、もう一度ノブを捻る。 水しぶきを避けるように、目を瞑る。
 お湯の温かさが固まった筋肉をゆっくりと柔らかくしていく。今、俺は最高の幸せを味わっていた。
「あ、小さくなってく」
 声に思わずノブを閉めた。
「何を見てる」
 目を開いてみてみると、かおるは頬を紅潮させながら、興味深げに俺の股間を眺めていた。
「あ、おっきくなってく」
「実況するなっての!この痴女!」
 股間を手で覆い怒鳴る。
 そして、例の如くかおるは『痴女』と言う言葉に、怒りを露わに立ち上がる。
 だが、立ち上がりかけてそこでバランスを崩した。
 俺は咄嗟に手を引いた。しっかりと手と手を合わせ、引き上げる。
 が、俺の足は無情にも地上から離れていった。水の張った床での踏ん張り方を間違えたらしい。
 両足が空中に投げ出される。コマ撮りしたビデオのようなゆっくりさで、床が近づいてくる。
 いや、床ではなく……

 気が付くと鼻先に何やら柔らかな草のようなものがあった。
 ふんふん。試しに呼吸をして見ると、むせ返るような甘いミルクに似た匂いがした。
 ついに天国にでも来てしまったのだろうか、とそう思って、今度は深呼吸でもしようと口を大きく開ける。
「!」
「ひゃん!」
 何か微妙に湿った物が吸い付く感じと、軽い喘ぎが聞こえる。
 何なんだろう。謎は深まるばかりである。
 試しに舌を出してみることにした。
「んあんっ!」
 湿った柔らかな物に当たる。味は何だろう、今まで舐めたこと無いような味だった。
 そして喘ぎ。俺は色々と考えた末、顔を上げることにした。
 目の前に茂る若草、こんもりと盛り上がる恥丘の上に走る一本の線。
 ああ、ようやく気が付いた。俺はかおるの聖域にいたのだ。
「ひっくっ……」
 すすり泣くような声を聞いて、思わず俺はその声の方へと視線を向ける。
 かおるは必死に泣きそうなのを我慢しているようだった。
「ど、どうした?打ち所悪かったのか?」
「裸を見られただけじゃなく……ひっく…舌まで入れられて…ぐず……正気でいられる女の子がいるか!」
 そんな俺の言葉に、弱々しく、でも怒りを含んだ声でかおるは言う。
 どうやら、彼女は恥ずかしさのために涙を流したらしい。なかなか女の子らしい、と言えば女の子らしいが……
 生憎にも、俺は泣いた女の子の機嫌を取る方法をしらない。
「いや、そのすまん。帰りに飲み物奢ってやるから、な?」
「ひっくっ……うぇえん…」
 むしろ泣き声が酷くなる。
 どうすれば良いのか途方に暮れていると、不意にかおるが口を開いた。
「責任取れ……」
 つまりそれはどういう事か、なんてことがわからなくはない。俺だって馬鹿じゃない。
 だが、それで良いのか。
 それはたしかに、かおるの身体は美しい。 先輩とはまた違ったベクトルの美しさがある。アレを抱いて良いと言われれば、大抵の男は迷わず抱く。いや女すら抱く。そんな中性的な美しさがある。
 だが、だがだ。そんな猿みたいにホイホイと相手を変えても良いモノか。昨日は先輩とセックスし、今日はかおるとセックス。
 それは良くない。実に良くない。良心なんて微塵もないのは自負しているが、そのくらいの節操ってものはある。
「……すまん、それは」
 じわりとかおるの瞳が涙で滲む。
 罪悪感が胸を抉ってくる。またしても、俺は何も悪いことをしていないと言うのに。
「何て嘘だよ。責任な、わかったしっかり取ってやるよ」
 そう言うと、照れたようにかおるは視線を外した。
「優しく……するんだぞ?」

「どうして後ろを向かないといけないんだ?」
 こちらにお尻を向けてはいるが、不服そうにかおるは言う。
「お前のお尻が綺麗だから」
「ふ、ふんっ。趣味が悪いな、お前も」
 口ではそう言っても、まんざらではない様子。
 目の前には、そこだけ日に焼けずに真っ白な形の良いお尻がある。
 これが見たかったのだ。そして、これに思い切りいれてやりたかった。
 でも、きっと男のこんな願望をかおるは理解できないのだろうが。
「脚を開いてくれるか?」
「……こうか?」
 数センチ両脚が左右に開く。ほんの僅か数センチ。
 やはり羞恥心がかおるの動きを制限してしまってるらしい。
「おいおい恥ずかしいのか?」
「当たり前だろ。私はお父さん以外に……」
「裸を見られたことがないんだな。お前のファザコンぶりはよくわかったよ」
 ふう、と息を付く。お父さん大好きなんだな、かおるは。
「責任を取るにも、お前が協力してくれないと取れる責任も取れないなぁ」
「む」
 また徐々に開いていく。ようやく両脚の間に黒い陰が見え隠れするくらいになった。
 でも、本当に見え隠れする程度。もう何とももどかしい。
 両手でがっしりと尻を掴む。
「な、何をする!?こ、この変態!」
 だからその尻にかぶりついた。まさに白桃を食べる要領である。
「ん、ああっ!やめろぉ、けいすけぇ~」
 とりあえず、割れ目に沿って舌を這わしてみる。
 甘い女の子の味がした。甘味、限りなく甘味な味。
「濡れ始めてるんだな。恥ずかしがっているくせに、本当はやりたくてたまらない。とことん素直じゃないなぁ」
「そんな、ことっ……!な…いっ!あんっ」
 割れ目の少し上へと舌を移動させる。目に飛び込むは、きゅっと花開く褐色のアナル。
 俺はその皺に沿って、さらに舌を這わせる。
「あんああんっ!そこは…!そこは!だめっためっ……けいすけぇ、やめてよぉ……お願いだから、見ないで舐めないであああんっ!」
 さっきより強い拒絶。それでも身体を捻って逃げようとしない当たり、快感が羞恥を勝ってしまってるのだろう。
「綺麗だぞ、かおるのアナル。普段ここからしてるだなんて思えないな」
「言わないで!お願いだから言わないで!」
 かおるにとっては、性器を見られるよりアナルを見られる方がさらに恥ずかしいらしい。
 それでももちろんやめてやる気はない。舌をすぼませ、花開くアナルの真ん中に舌を入れていく。
「駄目!駄目だってばぁ!も……あんっ!」
 声も心なしか官能的に、口調もどことなく乙女チックになっている気がする。
 じわりと舌先に苦みのようなものを味わいながら、さらに舌を中に入れていく。
「んあっ!ああんっ!」
 激しい喘ぎを上げ始めたので、舌先を抜く。ここでイかせるつもりはない。
「……どうして止めるんだ?」
「何?もっと続けて欲しかったのか?駄目って言ったから、止めてやったんだけどなぁ」
「くっ……どこまでお前は変態なんだ……」
「さーて今日も遅いし、帰るかなぁ。かなも待ってることだし」
「わかったわかった。つ、続けてくれ」
 きっと伏せたかおるの顔は真っ赤に染まっているのだろう。
「何を?」
「だから……もう!けいすけの好きなようにしてくれ!けいすけがやりたいように私を……その」
「その?」
 わざと耳元に口を近づけ、かおるの羞恥心を煽ってやる。耳元まで赤らめている辺りは、本当にもうむちゃくちゃにしてやりたくなるくらいに、可愛い。
「めちゃくちゃにしろ」
 して、がよかったが命令形でも、かおるにしては上出来である。
 俺は満足気に一人で頷いて、後ろから抱くように彼女の小振りな胸を鷲づかみにした。
「んっ」
 それだけで僅かでも喘ぐかおる。感度は抜群らしい。
 白い胸元を滑るように移動させ、突起に軽く触れる。
「あんっ!」
 こりこりと指先で転がすようにしながら、軽く揉みし抱く。
 こんな小ささでもちゃっかり柔らかい。肌に指が吸い付くように柔らかい。特大のマシュマロがあるのなら、おそらくこんな感じなのだろう。
「ああんっ!はぁ」
 今度は爪で軽く弾いてみる。マシュマロのような乳房と違って乳首にはまた別の感触がある。
 たとえるならゴムのようである。堅さと柔らかさが微妙な案配で混ざり合っている。
「はぁん!けぃすけぇ!んあっ!あんっ!」
 恥じらいもなく俺の名前を呼んでしまうあたり、彼女はそろそろ限界が近いのか知れない。
 だから俺はついに、自分自身を彼女の秘部へと宛った。そそり立つ肉棒は、欲望の権化の名にふさわしく堂々と屹立している。
 しばらく迷うように膣口を探し、ついにその入り口へと俺自身を入れていった。
「んあっん!」
 ペニスが圧迫される。昨日の先輩と比べても大分キツイ。
 処女だからか、彼女が割に筋肉質だからかわかりはしない。ただそのきつさが心地よかった。
 奥に入っていくのがわかる。キツくともゆっくりと俺自身が入っていく。
 華奢な背中をしっかりと抱き、腰を進めていく。
「たいっ!痛い!」
「我慢してくれ。そうしないと、んっ!責任も取れない」
 そうは言っても、俺は労るように腰の動きを遅くする。
「痛いよぉ!痛い……う」
「もう少しだから、な?初めては痛いもんなんだよ」
 励ましつつ、彼女に覆い被さる。
 そして、舌を出し彼女の真っ直ぐに伸びた綺麗な背中に舌を這わせた。
「何をす、る!んふ」
「ここうすれば!はぁ!は、痛みも和らぐだろ?」
 というのは、言い訳に過ぎない。
 正直彼女の綺麗な背中を見ていたら、どうにも舌を出して舐めずにはいられなくなってしまったのだ。
 つるり、とどこまでも滑らかな舌触り。
 見た目だけでなく、舌触りも本当に素晴らしい。
「んはぁっ!あんああ!はあはあ……んっ」
 段々と声は苦痛を感じさせるものから、艶めかしいものへと変わっていく。
 これなら大丈夫だろうか。
 そう思って、俺は激しく腰を突き動かした。
「あっ、あっあっんっ!」
 小刻みに震える声。そのトーンは高くさらに官能的な色を帯びてくる。
 パンパン、と小気味良い音がする。
 打ち付けるたびに感じる彼女の尻の柔らかさは、何とも言えない。
「はあん!イククッチャウヨォ!」
「イクなら……んっあ!いけばいい」
 俺もイキそうなのだ。
 頭に甘いバイアスがかかるのを感じる。オナニーでは決して得られない、甘い甘いオルガスム。
 俺の方が早くイクのを察した俺は、素早くかおるの股の下に手を入れる。
 そして、草の芽のようなクリトリスを指先で捕らえた。
「んあっんっ!駄目だってばぁ!私どうかしちゃう!」
 びくん、と電流が走ったかのように身体を震えさせる。
 触れば触るだけ、びくんびくんと身体を震わせる。
「駄目もうっ!」
 俺も込み上げてきたモノを感じた。亀頭を引き抜き、かおるのその美しい背中にすべてをぶちまける。
 直後、かおるは電源が切れたかように床にすべり落ちた。股間からは赤い血が滴っている。
 処女喪失。俺はたった今、彼女の『初めて』を奪ったのだ。
「大丈夫か?」
「はぁ…はぁ……く」
 何故か、かおるは恥ずかしそうに唇を噛んでいる。
「どうした?」
「恥じているんだ……あんな獣のような声を出して、私はまるで犬か何かみたいではないか」
「いや、俺も声出てしまったし」
 まったくかおるらしいと言えば、かおるらしい。
 気持ちよい事をして、声が出てしまうのは何も恥じる事では無いというのに。
「でも、気持ちよかったんだろ?」
 そう言うと、かおるは耳まで真っ赤にして縦に頷いた。
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