勉強しながら、ふと魔が差すと僕の視線は先日買ったエロゲのパッケージへと向かう。
『G線上の魔王』封印すると決めたからには、このDISCをPCにぶち込むことはないわけだれども
しかし、しかしだ。
それでも内容が気になるのが、人の心と言ふもの。
パッケージを裏返し、キャラクター紹介に目を通す。
そして、僕の視線はある娘の一点で止まった。
宇佐見ハルビジュアルはこの際どうだって良い。
有葉絵師が描いていて、美しくない絵なんて存在しない。
だから、その娘はビジュアル的には他の娘とほとんど大差はない。
まあ、黒髪長髪という属性は、たしかに僕の好みではあるのだけれど……
では、彼女のどこに惹かれたのか。
それは紹介文の一説にある。
“勇者”
冷静で思慮深く、とてつもなく意志が強い。
型破りな発想と大胆不敵な行動で
幼少期、孤独だった主人公を救った。
魔王の出没に合わせて、主人公の学園に編入してくる。
ミステリアスで近づきがたい雰囲気を持つ。
出身地は北極だと言い張るが、たぶんウソである。
ペンギンとか超好き。
(パッケージ裏、紹介文より抜粋)
※問題あったら連絡ください
ペンギンとか超好き。はぅあ!
衝撃ですよ、衝撃。
オルガスムに似た甘い衝動が僕の脳みそをガツンと叩きましたね。
可愛くないですか?ペンギン好きですよ、ペンギンだよ、ペンペン。
しかもその副詞が
『超』超好きこの表現で可愛さ倍増だよ、もう。
わかってらっしゃるね、シナリオのるーすぼーい氏は。
僕のGスポットを的確にクリクリ刺激してくれるんだもん、やんなっちゃうよなー
そうなるとさ……
やっぱりさ。
その宇佐ちゃんに会ってみたいと思うのが、男の性ってヤツでしょう?
だってさ、惚れちゃったんだもん、しょうがないじゃないか!
え?予備校のあの子?
ったく、三次元と二次元を一緒にすんなよな!
三次元はあくまで三次元なの。
二次元の代わりが勤まるとでも思ってるの?
つけあがんなよ、三次元風情がよ!
億が一にでも、予備校のあの子と上手くいって
ハグとか、耳たぶハミハミしたりとか、フレンチキッスをしたりだとか
僕のしたいことすべてが出来たって、僕は二次元を捨てやしないよ。
断言しても良いね。
まったく別物なんだ。
いくらタンパク質を取っても、炭水化物を取らなければ生きていけない。
それと同じようなことなんだよ。
まあ、だからね。
目の前に餌を置かれて、待てをされても限界があったんだよ。
しかもなけなしの1万円を使って買ったんだから、情が移らないわけがない。
悪いのは僕の意思の弱さじゃない。
ただ、彼女が魅力的だっただけなんだ……
ああ、やりたいよ、エロゲ……
会いたいよ、宇佐ちゃん。
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だからといってこの時期のエロゲは・・・精神的にも時間的にもやめといたほうが・・・