ロリでオタでも

旧名・ロリでオタでも早稲田を目指す

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【SS】底なしの池

そこは暗く、じめじめとしていた。
距離がつかめないほど暗く、空気は水の中にいるかのように身体にまとわりついてくる。
あまり長い時間そこにいたいとは思わない。捕らえどころのない不快感を感じさせるそんな場所だった。
だから、僕は一刻も早く此処を後にしたかった。でも、幸か不幸か僕は1つの人影を見つけてしまう。
少女が座っていた。年の頃は14歳前後、第二次性徴を終えたばかりの花盛りの時期。
女性という物が最も美しく咲き誇る春の時である。
そんな少女が暗闇をぼんやりと見つめていた。
「何をしているんだい?」
辛うじて少女の表情が確認できる位置について、僕は聞いた。
「底なし池を見つけたの」
「底なし池?」
いきなり話かがかみ合わない。ズキリと、こめかみが痛み出す。
何をしていると聞かれてこの返しだ。
彼女は僕をおちょくっているのだろうか。
「昔、お母さんに言われたの。石を投げて音がしなかったら、それは底なし池だって。でも、それは」
「間違っていた」
「間違っていたの」
僕が発する言葉を肯定するわけでも、否定するわけでもなくただ彼女は重ねた。
理由はわからないが、まともに話をする気はさらさらないらしい。いや、そもそも彼女はまともに話すことが出来るのだろうか。
「ずっと騙されてきたの。それから私は疑うことを覚えたの」
「へえ」
無駄だと思いながらも相づちを打つと、意外にも彼女は振り返って微笑んだ。
暗さのため細部は見て取れないが、顔の輪郭は思わず絵にでも描きたくなるほど整っている。
「もっと近くに来てもいいんだよ?」
僕はその言葉に甘えることにした。
彼女の隣に腰を下ろす。すると、大きな大きな水面が目の前に広がっていた。どうやらこの水面が底なし池らしい。
「私も最初この池を疑ったわ。底なしじゃないんじゃないかって」
「で、どうして底なしだってわかったの?」
「底なしだから、底なしなの」
何か屁理屈じみた一言だった。当然のごとく僕は彼女を見てその表情を伺った。
真剣。暗闇に爛々と輝く瞳は、その発言に何ら他意がないことを証明している。
「たしかめたのかな?」
僕がそういうと、彼女は不意に立ち上がった。
そして、同時に僕は息を呑んだ。
彼女は裸だったのだ。
「それを今からするの。何だってそう、たしかめる前ならそこにはどんな可能性だってあるの」
暗闇の中、彼女の裸体が華麗に浮かび上がっている。
まるで彼女自身が発光しているかのように輝いている。
健気さを感じさせる小さな胸の膨らみには、愛らしい突起がポツリと鎮座し、その存在を証明していた。
思わず感嘆のため息が出る。それは見ているだけで、僕を幸せにしてしまいそうなくらいの美しさだった。
「もし、本当に底なし池だったらどうするんだい?」
「それもわからない。このまま溶けていくのも、また幸せなのかもしれない」
僕の目の前には、申し訳程度に陰毛が茂っていた。暗さも相まって、その物体は淫猥さを極めている。
ただ、その茂った毛の少なさだけが救いだった。そこに美が生まれた。
未完成、未成熟ゆえの未来への展望を思わせる美しさ。いや、夢とでも言おうか。淫猥である以上に、それが美しさに対する畏怖を僕に与えた。
茂る陰毛の合間から小宇宙(コスモ)が顔を覗いていた。どれだけ遠回りに表現しようと、それはまさしく性器だった。
僕はふと考えた。
何のための性器であろうか。
どうして、性器は存在するのか。
器であるからして、使われるために存在しているのだろう。
それについては、疑問を挟む余地はないはずだ。
「君は処女?」
唐突な僕の一言に、さすがの彼女も面を食らったような表情を浮かべる。
間があった。時間にすれば、十秒もないだろう。
しかし、会話の流れから考えれば長い長い沈黙だった。
「知らない間に奪われるなんてことがなければ、処女だと思う」
僕の言葉は届いたらしい。
そして、その言葉は僕の望む通りのものだった。
「たとえば、君が底なし沼に溺れて死ぬとする。すると貴重な性器がこの世から1つ消えてしまうことになる。それは実に悲しいことだと思わない?」
「……何がいいたいの?」
勘のいい子なのだろう。
彼女の言葉尻には、僅かな恐怖が感じられた。
「しかもそれが一度も使われずに、だ。これは世の理に対する冒涜だと僕は思うんだけど」
僕の論理に間違いはあるだろうか。
断じてない。
生命の存在理由は繁殖にこそある。なのに、人は難しく考え過ぎなのだ。
そして、難しく考えた結果として幸せを見失っている。
本末転倒である。馬鹿だ、実に馬鹿だ。
火も知らなければ、娯楽などセックス以外に持たぬ原人と情報化社会に置かれた現代人。どちらが幸せか、胸を張って言える人間はいるだろうか。
「なあ、一回で良いからやらせてくれよ」
彼女の迂闊だったとこは、獣の前で服を脱いでしまったことだ。
僕の目に焼き付いた彼女の裸体は、決して消えることはない。そして、この突き上げる欲望を止める術もない。
「私はいつもあなたを見てて思うの。本当にどうしようもない男なんだって。だから、私が裸になった時点であなたが何を言い出すかは見当が付いていた」
淡々と彼女は言う。まるで、本当に初めからこうなることを予想していたみたいに。
「でも、裸になった」
苦し紛れの何て事のない悪あがきをする。
「あなたのことゴキブリの次くらいに大嫌いだけど、そんなに嫌われてしまうあなたを憐れむ気持ちも同時にあるの」
「殊勝なこったね」
憐れまれるのが嫌われるよりも屈辱なのは、本能に支配されそうな頭でもわかる。
つまり僕は嫌悪にすら値しないゴキブリ以下の存在と、遠回しに彼女は言いたいのだろう。
それだけで気分を害するというのに残酷にも、彼女はさらに耳も塞ぎたくなるような事を口にした。
「でも、わかってるんだよね。決して私とセックスできないって」
その顔には微塵の悪意も蔑む感情も無かった。ただただ、僕を憐れんでいた。
そう、それくらいわかっていたんだ。わかっていたけれど、でも認めたくはなかった。
決して認めたくはなかったんだ。認めたらもうそれで何もかもが終わってしまうから、認めてはいけなかったんだ。
「泣いて、いいんだよ?」
彼女の声は甘ったるく、暖かい。
それが現実ではないかと錯覚するほどに、リアリティを持って僕の心を打つ。
僕はごく自然に彼女の腰を抱いた。
頬に当たる芝生のような感触と、手を這わせた先にある双丘の芯のある柔らかさはあまりにも朧気だった。
温かさはあるのかもしれないし、ないのかもしれない。
青い果実を思わせる彼女の臀部。それをたしかに僕の手は掴んでいるはずなのに、本当に存在するのかしないのかわからなかった。
見上げれば空に月はなく、光源はどこにもない。
なのに、水面は鈍く光っていた。


あとがき
どうしてこうも僕の頭の中はピンク色なのか……
書きたいをことつらつら書いていくと、図らずもえっちぃ事を書いているから怖いです。
このくらいの長さの文章で人の心を打つ話を書けるようになりたいなぁ、ううっ……
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| 小説 | 20:19 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

陰毛の間からパスモが覗いて…………それはまさしく定期だった。


まで読んだ。

| 洪平(б¬д¬) | 2008/07/29 00:37 | URL |

エロ小説家になりたい!!という気持ちがヒシヒシと伝わってきた

| さとおし | 2008/07/30 09:02 | URL |

好きこそ物の上手なれ。

フランス書院はあなたを待ってます。

| あけお | 2008/07/30 21:55 | URL |

先輩のセックスには“愛”がないですなぁ…。

| うににんっ♪ | 2008/08/01 18:55 | URL |

返信

>こうへいへーい
そうか
最後まで読んでくれたんだねw

>さとおし
あれ?屈折した伝わり方w

>あけお
こんなんで金が貰えるほど都合が良く、嬉しいことはないね

だからこそ、現実じゃありえないわけだけど

>うにー
童貞ですから!(桜木花道風)

| ハルハラ | 2008/08/02 04:04 | URL |















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